LS-OPT Ver. 5.1 (2) 最適化設定作業-1 « ACS NEWS

LS-OPT Ver. 5.1 (2) 最適化設定作業-1

2014 年 11 月 4 日 by yo yamgatta

(1)で紹介した例題を用いて、最適化設定作業の手順を紹介する。
私も最適設計の詳細・用語について全て理解している訳ではないので、トレーニングクラス用マニュアル 
  “lsopt_50_intro_problemset.pdf”
で紹介されている、”Simple Optimizaition and Viewing Results” の例題をゼロから定義する手順について以下に紹介する。

ここでは、作業用フォルダを C:\temp\lsopt1とし、ここに main.k と car5.k をコピーしておく。

1.最適化内容

・設計変数:板厚 tbumper  連続変数 初期値=3.0 下限値=1.0 上限値=5.0
                     板厚 thood   連続変数 初期値=1.0  下限値=1.0 上限値=5.0
・目的関数 HIC(頭部損傷基準値 15ms)最小 (初期値 68.0)・制約条件 INTRUSION (50msにおける貫通量) 550mm以下 (初期値 576mm)
・最適化 任意の手法でサンプリングを行い、応答曲面を作成して最適化実行

2.lsopt起動 

アイコンから、または、作業フォルダに移動して lsoptui を起動する。
Open recentは履歴なので状況により異なる。ファイル名等に任意の名称を入力して CREATE

lsopt2-001

lsoptデフォルトのフローが表示されるので、 Stage1 をダブルクリックする。

lsopt2-002

2. lsdyna実行方法と変数の設定

lsdyna実行コマンドと、入力ファイルを指定する。

lsopt2-003

Units per Job : 1job当たりに使用するCPU数
Global Limit : 同時に使用可能なCPU数

LS-OPTでは、以下の標準インタフェースも用意されている。詳細は、LS-OPtマニュアル参照

lsopt2-003b

Parameterタブを開くと、*PARAMETERで設定した変数が取り込まれる。

lsopt2-004

Hisoriesタブを開いて、節点432と167の変位履歴を設定する。

lsopt2-005

節点167の加速度をフィルタ処理を施して変数定義(今回はこの変数は使用しない)

lsopt2-006

Responsesタブ – Injuryを選択

lsopt2-007

Injury設定画面が表示されるので、HICを選んで以下の設定を行う

lsopt2-008

MASS設定。設定するが、今回の最適化では使用しない。板厚の変わるパートのみを指定する。

lsopt2-009

DISP432とDISP167の50ms(Time=0.05)における値を定義

lsopt2-010

lsopt2-011

Responses定義終了

lsopt2-012b

操作説明が長くなってきたので、一度ここまでの設定内容を保存しておく。lsoptuiメイン画面でSave

lsopt2-015

第3回に続く。

 

 

 

 

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